Greeting ご挨拶

ご挨拶

松下 功が、さよならも言わずにいってしまってから、早くも2年が過ぎました。 しかし今、落ち着いて考えてみると、たくさんの素晴らしい方々に囲まれて、支えられて、大好きな音楽をずっと続けて来られた、幸せな66年間だったのではないか、と心から思えます。
 功がいってしまってからは、突然のことでどうしたら良いかわからない事ばかりの私を、多くの皆さま方が本当に親身になって、色々と助けてくださいました。
 今年に入って、世界中が新型コロナウイルスの大流行ですっかり様子が変わってしまいました。コンサート等のイヴェントも全て中止になり、音楽家としてはこういう時に何もできないもどかしさで、心が壊れそうでした。しかし、この自粛期間中も、松下作品の楽譜の整理や校正を皆さまに助けて頂きながら進める事で、なんとか過ごして来ました。  やはり、音楽が生きるエネルギーを与えてくれる、と再認識した数ヶ月間でもありました。
 当初、今年の9月16日は、長年親しくして頂いていた皆さまと共に松下作品を演奏したり、聴いたりしながら、たくさんの想い出を語り合う時を持ちたい、と考えていました。藝大生の頃からの大切な友人・澤 和樹氏、ドイツ留学時代からの松下作品の初演に数多く関ってくださってきたクラリネット奏者・四戸 世紀氏のお二人も「9/16なら時間取れるよ」と言ってくださって、楽しみにしていました。しかし残念ながらコロナで開催そのものが難しくなっていましたが、幸いなことに、板橋の安養院のご住職・平井 和成氏のご好意により、瑠璃光堂をお借りして、[Memorial Concert 2020] を行うことができました。
 このコンサートは、2部制にして、正味4時間、演奏者13名、演奏作品15曲、という松下らしく大がかりなものとなりました。コロナの心配もある中で、感染予防対策をしながらの公演で、本当にたくさんの皆さまのご協力を頂いて、無事に終了することができました。この日に合わせて、「松下 功ピアノ作品集」も発売して頂きました。
ご来場くださった皆さま、様々な形でご協力頂いた皆様方に、心から感謝申し上げます。

2020年9月
土屋(松下)律子

Video 映像

舞・飛天遊

昨年行った「舞・飛天遊」という企画が、アメリカFaceBookのMashableで480万回の大ヒットになりました。
舞・飛天遊

この「舞・飛天遊」が話題となり、4月にAbu Dhabiで開催された "Culture Summitに招かれました。

Flute Concerto JODO

A Time for Prayer 祈りの時へ

天空の舞 Tenku-no-Mai


Greeting ご挨拶

ご挨拶 2019年9月

昨年9月16日に夫・功が突然、逝ってしまってから、まさに天地がひっくり返ったような感覚で、あっという間にこの一年が過ぎてしまいました。

 12月には、藝大と実行委員会の皆さまに立派なお別れの会を開催して頂き、長年の友人達が心のこもった演奏(献奏)をしてくださいました。
 3月には、藝大の退任記念として予定していたオペラ《長安悲恋》の初演が、多くの皆さまのお力で実現し、本当に素晴らしい公演となりました。
 6月には、功が26年前の創立時から関わっていた文京区民オーケストラ(最後の刻も彼らとの練習中でした)の第30回定期演奏会に、私もソリストとして共演させて頂きました。
 8月には、福岡でのフルート・コンヴェンションに私も演奏で参加することになり、これに合わせて功のフルート協奏曲《JODO》(2017年作曲)のポケットスコアの出版もしました。
在庫が無くなっていたCD《夢》の再プレスもしていただきました。
 この間、国内のみならず海外でもたくさんの追悼コンサートをしていただきました。
 ここまで私たちを支えてくださった皆々様に心から感謝しています。

 来月(10/27)には長野で、カメラータ・ナガノ主催の追悼公演があり、私も《時の糸Ⅱ》(ピアノコンチェルト)を一緒に演奏させていただきます。

 このような状態で、藝大の部屋も7月にやっとお片づけが終わり、これから自宅の楽譜や録音物の整理等々、まだまだやらなくてはいけないことが山のようです。少しずつですが、頑張っていくつもりですので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2019年9月
松下(土屋) 律子

ご挨拶

 松下 功が、突然、私たちの前から去ってしまってから、早くも2ヶ月が過ぎました。この間、本当に多くの方々から、たくさんの温かいお気持ち、やさしいお言葉等を寄せていただきまして、心から感謝しております。

 9月16日(日)の朝、功は全くいつもと変わらない様子で文京区民オーケストラの練習に出かけて行き、その練習中に倒れて、そのまま逝ってしまいました。
 あまりにも急なことで、今でもまだ何が起きてしまったのか理解しきれてはいないのですが、おそらく本人も分かっていないのでは・・・などと感じています。

 東京藝術大学も今年度で定年退職の予定でしたので、来年3月に予定されていた退任コンサートの準備は数年前から始めていて、とても楽しみにしていました。
 当然、この退任記念のコンサートはできなくなりましたが、演奏芸術センター、出演予定の皆さま方、その他たくさんの方々のお力によって、3月17日に予定通り
「松下功・追悼コンサート」として開催していただけることになりました。
 他にも多くのコンサートや企画がありましたが、皆さま「決まっていることはそのままやりましょう」と言ってくださり、本当にありがたく思っています。

 66歳、と現在の平均寿命を考えるとあまりにも早過ぎる終止線を引いてしまいましたが、今、落ち着いて考えてみますと、思いっきり好きなことに打ち込んで、楽しいこと、面白いことを見つけては、多くの素晴らしい友人たちに巡り会い、共に新しい世界を拡げていった、とても充実した人生だったと思います。
 幸い作曲家として、決して多作とは言えませんが、素敵な作品を残してくれています。これからは、この作品たちが皆さまに育てていただき、大きくはばたいて行ってくれることを祈っています。

 今まで、本当にお世話になりました。
 心から御礼申し上げます。ありがとうございました。

平成30年11月 16日
松下 律子(妻)
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